オウンドメディアとはなんぞや?という方もいらっしゃると思うので、ざっくりと説明します。
オウンドメディア(Owned Media)とは「自社で保有・運用するメディア」のこと。つまり、自社で運用するWebマガジンやブログを指す言葉です。最近ではコーポレートサイトや採用サイト・SNSといった自社で運用するメディアすべてをオウンドメディアと捉えられることが多くなっているようです。
近年、ワードプレスなどのCMSでウェブサイトを運用している企業が増えていますが、せっかくのブログ機能を効果的に活用できているでしょうか?ブログ更新機能を単なるお知らせやニュースの配信で終わっている企業も多いのでは?
ブログの運用をはじめるにあたって、最初にぶつかる問題は、「じゃあ、誰がブログ書くの?」という、「誰がやる問題」ですね。本当にこれ!これまでいろんなクライアントさんで起こった問題でして、なかなかクリアできずに放置状態になっている企業のなんと多いことか・・・
大手企業のように規模が大きな組織の場合、社員から数名を指名してブログチームを編成するなんてこともできますが、地場の中小企業においては、そんなことはほぼ不可能でしょう。
ただレアケースではありますが、企業のトップ、社長が自ら根気強く、こつこつとブログの更新を続けて、オウンドメディアとして機能するところまで結果を出されたケースはあります。
しかし人には向き不向きがあるので「文章を書くのが苦手で・・・」という社長さんもいらっしゃることでしょう。そういった場合、文章を書くのはプロのライターに任せたほうが、うまくいくケースが多いのではないでしょうか。
弊社で運用を任された事例で、食品メーカーのオフィシャルサイトの中で、メーカー商品を使用した料理レシピの開発、レシピ紹介ページ作成・更新という案件があります。
株式会社イヌイのオウンドメディア
主力商品の辛子高菜のネット販売をスタートして間もない時期に、料理レシピを紹介するコンテンツをご提案しました。月に2回のペースで更新を続け、現在レシピ数は70を超えています。
スタートした当初と比較すると月間ユーザー数は7倍以上、ページビューは4,300PV超という活気のあるサイトに生まれ変わりました。
オウンドメディアのメリット
1. SEOの強化
オウンドメディアを運用する最大のメリットは、質の高いコンテンツを継続して運用することでメディア自体を資産化することができるということです。短期間で結果を出すのは難しいですが、長期的に費用対効果を高めることができるため、広告等プロモーションにかかる費用を徐々に削減していくことができます。また長期間オウンドメディアの運用を続けることでサイトの規模が拡大し、SEOの強化につながります。ロングテールキーワードからの集客が増え、トラフィックも集まるようになるでしょう。
なぜオウンドメディアがSEOの強化、ロングテールキーワードからの集客につながるかについては、またの機会に詳しく解説したいと思います。
2. オウンドメディアの収益化
メディアにトラフィックが集まるようになれば、広告枠を設けて収益化をはかることも可能になります。ただし、本来オウンドメディアは直接的な収益化目的で運用すべきものではないということは忘れないでいただきたい。収益化は、目的に即して運用した「結果」として一部可能になるものです。収益化を目的として運営するメディアは、商業メディアと呼ばれるもので、オウンドメディアとは根本的に異なります。
オウンドメディアを立ち上げたいが、社内のみの体制ではリソース不足という方は、一度ワイズプロダクトにご相談ください。
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