朝の情報番組、日本テレビの「スッキリ」で社員インフルエンサーの話題が取り上げられていました。一般人らしき50代の男性が「TikTokで初めてのチュロス~」と言っている不思議な動画が流れてきたので「ん?」と思ってみていたら。実はこれ、警備会社の部長が自社をPRするために動画を投稿しているとのこと。なんとフォロワー数は250万人以上というから驚きです。
この他にも、資生堂の事例、大丸の事例なども紹介されていました。資生堂は、創業150周年を機に、46人の美容部員が一斉にSNSを開設。大丸では、29歳の女性社員が椅子にダイブしたり、デスクで1人チョコレートフォンデュを楽しんでいる異様な光景が・・・。同社では新規事業として、インフルエンサーマーケティング事業をスタートさせており、この女性社員はお菓子への偏愛力を買われ社員インフルエンサーに抜擢されたということでした。
これらの事例を見て瞬間的に頭をよぎったのは、「炎上したらどうするんだろう・・・」
前回のブログで、オウンドメディアについて取り上げましたが、これらもある意味オウンドメディアの進化系ということになるのでしょうか?
しかし、順調にフォロワーが増えていって、マーケティングの効果もあらわれ運用がうまくいっている時期はいいですが、どんなに気をつけていても100%炎上を防ぐことはできません。当然社員インフルエンサーの人たちは、会社からの指示で仕事としてやっているわけですから、炎上したときは社として万全のフォローをしてあげる必要があります。それでも、インフルエンサー個人に向けられる誹謗中傷があった場合、多大な精神的ダメージを受ける恐れがあります。
スッキリコメンテーターの坂口孝則氏は「気になるのは、アカウントは会社が持っているのか個人が持っているのかです。異動したり辞めたりした場合に問題にならないようにしてほしい。」とおっしゃっていましたが、確かにそういう問題もありますよね。個人的には、個人のアカウントで運用させるのはNGだと思いますが・・・
社員インフルエンサーが続々と登場しているようなので、当面この流れは続くのだろうと思いますが、この先、想定外のトラブルが発生しそうな気がします。いろんなトラブル事例やら、もちろん成功事例もひと通り出揃ってから、社員インフルエンサー・マーケティングにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
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