本日はTikTokについて書いてみたいと思います。
実は、今年の後半はTikTok関連のお仕事をいただく機会が増えてきて、クライアント様のご要望に応えるために自分なりにTikTokについて研究をしてきました。
そうした中で蓄積してきたTikTokの運用ノウハウやバズる動画をつくるコツなど、わかっている情報を公開したいと思います。
企業 がTikTokを運用するメリット
拡散力が高く若い世代からの認知が増える
TikTok ユーザーの年齢層は、10 代・20 代がボリュームゾーンとなっているため、
トレンドに敏感な10 代・20 代に対して高い訴求力があります。
ところが近年の調査ではTikTok ユーザーの平均年齢は34歳というデータがあり、
収入の多い30 代や、子育て世帯への情報発信にも効果を発揮するツールとなっています。
ライバルが多くないので差別化を図りやすい
従来のTikTok のイメージは、ダンスや歌を楽しむエンターテイメント用という認識でしたが、
近年は拡散力の高さやイメージアップ戦略での有効性が注目され、参入する企業が増加しています。
それでも、まだまだ競合相手が少ないので、
先んじてTikTok での認知度を高めることで差別化を図ることが可能です。
トレンドが生み出しやすく流行に乗りやすい
TikTok は、新しいトレンドが誕生する場となっています。
流行りの音楽に乗せて動画配信をすることで、音楽つながりで動画にリーチするユーザーも増えてきました。
こうした流行りの音楽を活用することでフォロワーを増やし、ブランディングに成功している企業も出てきています。
TikTokのおすすめに表示される基準と仕組。
TikTok を運用するにあたって基本的な仕組みの理解が必要です。
投稿した動画がTikTok のおすすめに載ると再生回数が増え、いわゆるバズることにつながります。
以下はおすすめに載るまでの基本的な流れです。
①投稿した動画をAIで審査。
TikTok の規約違反となる動画ではないか
不適切なコンテンツかどうか
といった点が審査されます。
②投稿した動画が一部ユーザーのおすすめに表示される。
AI 審査を通過した動画は、一部(数百人程度)のユーザーのおすすめに表示され、
ユーザーのエンゲージメントや視聴時間、ビデオの内容などが検証されます。
③ユーザーの反応をもとに評価される
動画が一定ユーザーのおすすめに表示されると、一定基準をクリアした動画は質が高い動画とされ、 基準に満たなかった動画は質が低い動画と判定されます。 例えば、再生回数と比較して「いいね」や「コメント」が少ない場合には、 エンゲージメント率が低く、ユーザーニーズを満たしていない動画と判断される可能性があります。
④最終的に全体のおすすめに表示される
TikTokのAI 審査によって、質が高い動画と判断されれば、最終的に全体のユーザーのおすすめに表示されるようになります。
そうなると、より多くのユーザーの目に留まり再生回数も急増し、いわゆる動画がバズることにつながります。
TikTokのアルゴリズム攻略法
TikTokで成功するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。TikTokは短時間で視聴者を引きつける力が求められるプラットフォームなので、戦略的かつクリエイティブに取り組むことがカギとなります。
1. トレンドを活用する
トレンドの音源やハッシュタグを活用することで、視聴される確率が上がります。
トレンドを見つけるには「おすすめ」フィードをよく観察し、どのようなコンテンツが流行っているかを把握します。
2. 最初の3秒で引きつける
TikTokでは視聴者が数秒以内に動画を見るかどうかを判断します。
ユーザーに興味を持たせるために、最初の3 秒にキャッチーなワードやインパクトのある映像を挿入するといった仕掛けが必要となります。
3. 定期的な投稿
投稿の頻度は非常に重要です。毎日または数日に1回は投稿することで、アルゴリズムに好まれる可能性が高まります。
TikTok の公式サイトでは、2 日に1 回、週3 回程度を目安に投稿することを推奨しています。
4. ターゲットオーディエンスの理解
ターゲットとする視聴者の興味やニーズに合わせたコンテンツを制作します。
年齢層や趣味に合った内容を提供することで、よりエンゲージメントが高まります。
5. コメントを誘発させる
コメント数が多い動画はTikTok に評価され、おすすめに表示されやすくなります。
コメント率を上げるには、思わずコメントしてしまうようなキャッチーな動画や、何回も見返してしまうような情報量の多い動画の作成が必要です。動画内で質問をしたり、アクションを促すメッセージを入れるのも効果的です。
6. ビジュアルと編集にこだわる
明るく鮮明な映像や、テンポの良い編集を心がけます。
TikTok内の編集機能や、テキスト、エフェクトを活用して目を引く動画を作りましょう。
7. ユニークな個性を出す
他のクリエイターと差別化するために、自分だけのスタイルやコンセプトを確立します。
ユーモアやオリジナルなアイデアは、多くの人にシェアされやすい要素です。
8. コラボレーション
他のクリエイターとのコラボは、フォロワー数を増やす効果的な方法です。
同じジャンルやターゲット層を持つクリエイターと協力することで、お互いのフォロワーにアプローチできます。
企業のTikTokアカウント事例
以下は、採用を目的として開設された企業のTikTokアカウントの事例です。
運用開始から4ヶ月ほどで一万回超えの動画が数本生まれています。
アカウント全体では11万回再生、プロフィールの表示は3,000回を超えています。
TikTokの拡散力とアカウントの成長の速さに驚いています。