株式会社吉村さんが主催する「商売のタネ講座」に参加してきました。
株式会社吉村さんは、創業昭和7年という歴史のある会社で、
お茶・海苔を主とする食品包装資材の企画、製造、販売といった事業を展開されています。
今回の講座でとても興味深かったのは、セカンドラインという考え方。
セカンドラインとは、元々はデザイナーズブランドの若者向けの普及版として開発されたブランドのことで、
例を挙げると、EMPORIO ARMANI-ジョルジオ・アルマーニ、DKNY-ダナ・キャラン、MIU MIU-プラダといったものがそうです。
この考え方をお茶の販売にも取り入れましょう!というお話でした。
法人、冠婚葬祭での利用が減少が影響して、日本茶のギフト市場は年々縮小しています。
明日の日本茶ファンを育て、新たな市場を開拓する取り組みをしなければ、日本茶業界の未来はありません。
看板商品である高級茶の販売に固執していては、若い世代は振り向いてくれません。
高齢化している顧客の娘さん、お嫁さんが「カワイイ〜!」といってくれるような売り場の構築、
そのためのパッケージの工夫などに話が及びました。
また、近い将来ハロウィーンのような市場規模に成長すると見込まれている
セントパトリックスデーの話も興味深かったですね。
アイルランド発祥のお祭りだそうですが、欧米ではすでにかなりの盛り上がりを見せているとか。
緑に染めたラガービールを飲んだり、川まで緑に染められてしまうこのお祭りにちなんで、
抹茶ビールを販売しましょう!というご提案もありました。
たまには、こういった講座に参加して刺激を受けることも大切ですね!
同行したお茶屋さんの社長からも「目からうろこ!」とおっしゃっていただいたので、
お連れしてよかったな、と思いました。
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